はじめに
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はじめに
読んでくださりありがとうございます。このブログではUCバークレーに出願してから渡航するまでの手続きを中心に書いていきます。(余力があれば現地での様子も投稿できればと思います。)
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きっかけ
きっかけとしてはUCバークレーに関する日本語の情報が少なかったことがあります。自分が出願や様々な手続きを行う際に疑問や不安があったため、自身の体験を共有することで他の人の参考になればと思い始めることにしました。
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注意事項
私は交換留学生のため、正規留学の方とは手続きが異なっています。またコロナのためイレギュラーなことも多いと思うので、そこをふまえて読んでいただけると幸いです。また何よりも正式な手続きをする際には、必ず公式からの信頼できる情報を自分で探してください。
アメリカ留学持ち物リスト @サンフランシスコ
アメリカに留学に来て早三週間ほどが経ちましたが、持ってきておくといいなと思ってモノを紹介していきます。
まず三週間過ごしてみての持ち物に関する私の意見としては、「一応何でも売っているし、人々が生活しているわけなので必要なモノは何でも買えるが、物価が高いのでなんでも持ってこれるだけ持ってこれたら良い」というとても雑なものです。そこら辺を考慮して一個人の感想としてみてください。日ごろからメモをしているわけではなく思い付きで書いているのでとてもランダムです。
持ってくるといいもの
・剃刀:なぜかそこそこ高い。venusなど刃を付け替えられるものはかさばらないので持ち手だけでも持ってくるといいのかも
・お菓子:普通に好きな日本のお菓子があれば。お土産にもなる
・韓国製品:やはりQoo10は強かった。化粧品やマスク、雑貨等こっちは少ないしとても高い
・日焼け止め:個人的に日本の日焼け止めが好きなので
・歯ブラシ:こっちのは大きい
・マスク特にKF94:余談だが白いマスクとウレタンマスクは日本人しかつけてない
・化粧品:キャンメイクすごい。1年なのでまとめ買いしたわけではないが個人的には韓国化粧品が好きなので持ってきた。マスクで化粧をする機会が少ないので減りは少ない。
・洋服特に冬服:普通に高い。バークレー周辺に日本のセカンドストリートがあるが、そこは5ドルとかで洋服が売っていた。バークレーは寒暖差があり1日で秋と夏があるような天気なので、特には織物や下にTシャツを着れるようなフーディがあると重宝する。
・バック(バックパック、トートバック)
・薬?飲んでいるものがあれば:私は痛み止めを生理用に。胃腸薬等も人生で一度も飲んだことはないが一応持ってきている
・筆記用具:今どきの大学生はあまり筆記用具を使わないような気もするが、使う人は多めに持ってくるといいかも。ボールペンが300円程する。
・着圧ソックス:こっちでは売ってない
こっちで買っても良い?
・生理用品:特にこだわりがなければこっちでも同じくらい。ただ質は日本のほうがいい気がする
・バス用品:シャンプーリンスボディソープはかさばるので。また
・海外産の化粧品:化粧品に関しては西洋の製品(メイベリンとか)を使っている場合はこっちのほうが安いかもしれない。
・水筒:私は軽いプラスチックの水筒を好むので持ってきたが、こっちの持ち手のついている水筒も魅力的。あと運が良ければ学校でもらえる。
結論としては、基本的に物価が高い(体感日本の1.3倍とか)ので、当たり前ですが自分の中で優先順位を考えておくことが重要だと思います。例えば私の場合、一度日焼け止めは3本ほど持ってきました。なぜかかぶれる商品があることと日本のさらっとしたテクスチャーが好きなので。後悔としては、基礎化粧品をもっと持ってきてもよかったというのと、洋服・下着を多く持ってくればよかったという点です。私は荷物に余裕があったので最終的にマスクを150枚ほど、生理用品を3か月分ほど持ってきたのですが、これらは減らしてもよかったと思っています。やはり消耗品はそこまで高くはない気がします。ただ日本においてアメリカからの輸入ものを使っている場合はこっちで買っても同じですね。
Berkeley International House(Ihouse)について
今のところのIhouseに住んでみての所感を書いていきます。
- 雰囲気
Ihouseの立ち位置としては国際寮なので基本的に皆とてもフレンドリーです。食事の際も見ず知らずの人と食べるのが当たり前で、寮内ですれ違ったら大体挨拶します。また寮のイベントも多く開催されているおり、様々な人と仲良くなる機会があります。自分から声をかけて話したりご飯を食べることにより友達が増え、楽しい寮生活になるでしょう。
- ごはん
ご飯はめちゃくちゃ大切ですね。Ihouseのご飯は大学のハウジングの中で一番おいしいといわれていますし、実際に一番おいしいと個人的にも思います。様々な国の料理を参考にした料理があります。食事は基本的にビュッフェスタイルで食べたいものをよそうスタイルです。
ここでとても重要なことは、学期中のすべての食事がカバーされているわけではないということです。結構衝撃的ですが、1日あたり約1.7食分しかないそうです。外で食べる機会も多いので納得はできますが、多くの人はdinner時においてある果物やクッキー、牛乳等を持って帰って次の日の朝ごはんにしています(そういったものの持ち帰りは公式に許されているわけではないと思いますが黙認されています)。またお昼に関しても、キャンパスからIhouseは場所によってはとても遠いですしIhouseは坂の上にありお昼のためだけに坂の上り下りをするのは疲れるのでダウンタウンでテイクアウトして食べる人も多いです。とにかく自分の生活と照らし合わせて賢く消費する必要があります。
ただミールプランを追加で買うこともできるので(30食OR100食単位で購入可能)どうしてもIhouseで食べたければそれも可能です。価格については人に聞いても確かな答えは返ってこないので不明ですが、風のうわさでは30食で300$程度ではないかといわれています。
- 設備
Ihouseはとにかく古いです。そして寮なので仕方がないですがそこそこ汚いです。蛇口の水も汚い場合もあります。
また部屋に関しても、寮の前に部屋の掃除は行っているらしいですが入寮の際にはまず最初にすべてをウエットティッシュ等で拭くことをお勧めします。部屋には基本的な家具しかない+コンセントも少ないので必要なモノは適宜買う必要があります。
- 注意点
基本的に楽しいIhouseですが、外向的な文化が合わない人にはつらいかもしれません。なんにせよ寮自体が外向的な雰囲気なので(入居者全員がイケイケどんどん(?)な性格ではもちろんない)自分からガンガン人に声をかける必要がありますし、夜も比較的うるさいです。また入寮者は良くも悪くも世界各地から集まっている、つまり1年生からバークレーに通っている人が少ないので、いくらバークレー生といえども変な人、例えば人種的、ジェンダー的差別発言をする人も普通にいますし、ストーカー的行為をする人も普通に多くいるので気を付ける必要があります。また盗難も起こっているそうです。
また学部生は相部屋しか選べないのでルームメイトが合わないと辛いです。その場合は部屋を変えることができる仕組みがあるのでそれで部屋を変えてもらうといいと思います。
オリエンテーションーGolden Bear Preparation
- Golden Bear Preparation(GBO)とは
GBOとは大学のオリエンテーションで1週間続き、バークレー生として知っておくべきことを知るための、また友達を作るための期間となっています。内容としてはメンタルヘルスの管理方法やセクハラ・人種・アルコールなどについての意識の確認(?)から学校の各部署の紹介、アルムナイとの会話など様々なコンテンツがあります。
すべてバーチャルでも参加できますし、バーチャルとin-personのハイブリット方式での参加も可能です。またGBOPrepという事前講習は新しくバークレーに来る人は参加必須となっていますが、GBOの参加は任意なので行ってもいかなくても大丈夫で、人によっては途中で引っ越しを行う人もいるので全部参加できなくても心配する必要はありません。グループは似たような立場の人(新入生かトランスファー、また学校の寮に住んでるかそれ以外か等)で構成されているので、特にin-personで参加すると友達ができやすいと思います。
現地到着後にやること
私がSFOについてからberkeleyに至るまで行った手続きについて簡単に紹介します。
- SIM
空港についてからまずはSIMを入れ変えました。SIMはMintSIMというDS2019を受け取った際に封筒に入っていたSIMを使いました。1か月4ギガバイトが3か月で15ドルですが大学にも寮にもWiFiがあるのでおそらく足りると思います。
- 入寮(Ihouse)
SIMを入れた後はUberでIhouseまで向かいました。私の場合料金は約50ドルでした。BARTは安いですが駅からスーツケースを持って歩かないといけないのであまりお勧めはしません…チェックインは15:00と記載されていたのですが、早くついても何の問題もなく入寮できました。ちなみにearly checkinは1日ごとに70$でした。
ちなみに寮のベッドにはマットレスしかないのでシーツ、枕、布団等は自分で調達する必要があります。
履修登録
- 基本情報
UCBの履修登録は学年や自分のstatusによって期間が変わってきます。おそらく正規の1年生が一番早く履修登録ができ交換留学生は順位が一番低いため登録開始が遅いため、人気の授業は埋まっている可能性があります。ただwait listというキャンセル待ちの制度があるのでそこに登録してキャンセルを待てば履修できる可能性はあります。
登録はCalCentralのMyAcademicsからできます。またスケジュールプランナーは自分の登録したい授業たちで仮の時間割りをつくれるので便利です。1セメスターは取らないといけない単位数が決まっているのですが(私の場合13単位。人によって異なる)、フェーズ1で登録できる授業数も決まっており(私は16?)waiting list も合わせてそれ以上は登録できなくなっています。規定数よりも多く授業をとりたい場合はフェーズ2まで待つ必要があるため、とりたい授業に優先順位をつけて履修登録を行う必要があります。詳しいことについては下記のYouTubeがおすすめです。もはやバークレーに行く予定の人は必ず見たほうがいいレベル。
- おすすめサイト、YouTube
J-1ビザ取得
- J-1ビザ
J-1ビザは交換留学生用のビザです。派遣先大学から発行されるDS2019、アメリカに学生を登録するためのSEVIS費用、大使館で登録するDS160をそろえることで申請できます。
ビザ全般に言えることですが、ビザはなるべく早く取得したほうがいいです。J-1ビザは基本的に大使館の面接で落とされることはまずないらしく、私も所属大学と派遣先大学を言っただけでした。ただ間に合わないということが一番危険なので、とにかく最優先で早く手続きしたほうがいいです。私はコロナで留学自体も確定するのが遅かったということもあり、ビザ諸々の手続きはすごくぎりぎりでした。そのうえ申請内容に不備があったりと本当に渡航できるのか気が気でない日々が続いたので、これを読んでくださっている方はそのようなことがないように早め早めに行動しましょう…
またいつものことですが、下記の公式ページを必ず参照し自分で調べましょう。
- DS-2019
まず学校からDS2019を発行してもらう必要があります。UCバークレーではacceptance letterを受け取ったら学生番号が発行され、CalCentralという学生用のサイトに登録できるようになります。ビザ申請や履修登録、予防接種の登録等学校に関することはそこから行うので重要なサイトです。そこに登録するとThe Non-immigrant Information Form (NIF)からビザを申請してくださいとのnotificationが来るので、そのサイトからDS2019の申請を行います。
ビザ申請自体はフォームの入力やスポートのアップロードで時間はかからないのですが、注意点としては資金証明が必要になります。資金証明は銀行に発行してもらうために時間がかかるので早めに確認しましょう。必要な額はページに記載されていますが大体1年間にかかる費用です。結構高額になる可能性があり、お金の工面をしないといけない場合もあると思うので重ねてにはなりますが、できるだけ早く確認しましょう。
またDS2019は取得できるまでに約3週間、手元に届くまでにさらに1週間ほどかかります(課金すれば発行を2週間で受け取れるなどのオプションもあります)。DS2019が発行されてからSEVIS費用というDS160の申請に必要な費用を払えるようになります。
internationaloffice.berkeley.edu
- SEVIS/DS160
DS2019が承認されるとSEVIS番号というSEVIS費用を払うための番号が交付されます。それをSEVISの申し込みページに入力することでSEVIS費用が払えます。
また、アメリカ大使館に提出するDS160にもDS2019の番号が必要です。DS160は基本的な個人情報を登録するのですが、途中で保存できるのでDS2019が承認される前からなるべく早く入力しておくのをおすすめします。
- 大使館での面接
DS2019、DS160まで提出したら、大使館での面接が予約できます。ネットで口コミを見たところ、フライトも現地の滞在先もとってたのにビザを却下されたとの声があったのでびびっていたのですが、結局面接で聞かれたことは「現在の所属大学と渡航先の大学」のみで1分もかからなかったです。おそらく交換留学であれば日本に帰ることが決まっているし、身分も保証されているので審査は厳しくないのだと思います。周りを見ている感じでも学生っぽい人は秒で面接含む手続きが終わっていましたが、それ以外の人は書類の受付や面接でも時間がかかっている印象でした。
ちなみに私はビザもろもろの手続きが遅く、結局面接もDS2019が届いてない状態で受けました。書類に不備が見つかりビザが下りるかとひやひやしたので、何度も言いますが早めに申請しましょう…(サイトには現地プログラムの開始日の30日前からならDS2019が届いてなくても面接できると記載がありましたが、私は32日前だったので大使館に電話してみたところ軽く「べつに大丈夫です」といわれました。結構そこらへんは緩いような気もしますが…)
寮の申請:I-House
私は交換留学生なのでI-houseという留学生用の寮に入ることにしました。
(詳細については以下のサイトを必ず参照。入寮の手続きも出来ます。)
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I-houseについて
I-houseはinternational houseとの名のとおり留学生が入る寮で、割合も現地の学生は25%、インターナショナル生が75%という国際色豊かな寮のようです(
"Is I-House just for international students? Can American students apply?" Apply To Live Here | International House at UC Berkeley ) 。これは寮自体が多様性を重視しているためらしく、出身地やメジャー、学位もばらけるように採用しているらしいです。なのであまりにも日本人が多いともしかしたらはじかれるかもしれないとのことです。
またこの寮の特徴としては費用が高いです。ごはんはついているのですが、2学期分で
最低でも$17,430かかります…(Room and Board Rates | International House at UC Berkeley) なので自分でアパートメントを借りる人もいます。
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入寮申請の方法
I-houseは学校公式?の寮ではないので、申し込みはI-houseのHPから直接アカウントをつくる必要があります。
申し込み期限がそこそこ早いので、学校からのacceptance letterが来た時には締め切っていたという人もいました。ただキャンセル待ちができるようでその人は無事に入寮できていました。記憶が定かではないのですが、2021-22年度分は5月くらいに締め切りがあった気がます…
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申請の手順
申請には全部で2つのフェーズがあり、フェーズ1の終了後2週間以内にフェーズ2を終了させる必要があったと思います。以下にIhouseの申請ページからコピペした各フェーズの項目を載せておきます。
- Phase1
Term Selector
Welcome
Profile
Room Preferences
Individual Considerations
Eligibility Documents*
Identification Photo
Rooming Preferences
Submit Application
*ここでは主に3種類の書類(1)Academic Affiliation/2) Age Verification/3) Statement of Interest)を提出します。私は交換留学生なので1に関してはUCBからのacceptance letterと所属大学の在学証明書(成績)を出しました。また3に関してはなぜ入寮したいのか、寮に貢献できることなどを1,2パラグラフで書きます。
- Phase2
Phase 2 Instructions/Summary
Emergency Contact
Personal Information Release
Accept Contract Terms
Application Status
また手続きに50ドルと、申し込み確定のために前払い?として1500ドル払う必要がありました。
- まとめ
以上が大まかなIhouse申請の手順です。なんにしろIhouseは締め切りが早いので、もし入りたいのであれば早めに申し込むことをお勧めします。
また、寮の様子についてはYouTubeでいくつかあるのでそれを見てみると雰囲気が分かると思います。
参考までに私のおすすめのバークレー出身YouTuberの方の動画を貼っておきますね!履修登録や大学生活についてもわかりやすく解説してくれているので、UCバークレーに行く方は見ておいたほうがいいYouTuberのうちの一人です。